2013年08月18日

バーストーク in USA ~陣痛からお産~

さて、前回(→)の続きです。

いよいよ陣痛が10分間隔になりました。
時計午前2:17 産婦人科へ連絡した後、
入院荷物を持って夫J君の運転で病院へと向かう車
車内でもおなかの痛みをこらえつつも時間の計測を続ける腕時計
途中、陣痛間隔はどんどん短くなり、
病院到着時にはなんと3分間隔にまで縮まっていた!びっくり

車椅子で分娩室へ移動。
その時点で子宮口は3~4cm開いており、
J君も一緒に付き添い、そのまま入院となる。
かなり汗をかいていたのとその後の分娩に備えた
体力温存のため、点滴が施される。
(かなり久しぶりだったため、なかなかうまく注入されずピッピ
4~5人のナースが入れ替わり立ち代りトライ。
8回目くらいでやっと成功。言うまでもなく両腕は針のあとだらけうるうる
その間も波のように押し寄せてくる陣痛。
(「産波(さんぱ)」とも言うそうです指立て
そのリズムに合わせて呼吸をコントロール。
ルカ君が降りてくるたびに、自然と体が震える。
呼吸に意識を集中しながら、ただひたすら陣痛と向き合う。
付き添ってくれているJ君は傍らで静かに手を握り、見守っていてくれた。

途中、ナースより分娩法の確認がある。
アメリカで主流な無痛分娩ではなく、
あえて「自然分娩」で産む意向を伝える。
「Really?? Are you sure??」と何度も尋ねられたが、
自分の意志は固く、変わることはなかった。
その後陣痛はかなり強まり、それに比例し呼吸も速くなり、
体の震えも強まる。
J君が呼吸をリードしてくれるリズムに合わせながら、
必死で酸素をおなかのベビーに届ける。
呼吸に意識を向けていると、不思議と痛みの感覚が和らぐ。
(「呼吸法」は麻酔や鎮痛剤よりはるかに有効だと私は実感した。)

そしてついに子宮口は9cmに広がるUP
この時点でDr.に声がかかる。
残念ながら私の主治医はその日当直ではなかったため、
他のDr.がいらっしゃるとのこと。
「起きてきたことに善し悪しつけず、すべてを受け入れる」ことはヨーガで培ってきたこと。
担当してくださるDr.に感謝の気持ちを込めて、心をゆだねる頼む

まだ破水していなかったため、人工破水がなされる。
あたたかい液体がふわぁ~っと流れ出てくるのを感じた。
「いよいよだ!!」陣痛で若干衰弱&朦朧としていた意識に
「お産スイッチ」が入るピカッ

呼吸で痛みを逃すこと数分、程なく子宮口は大全開に。
「いきみたくなったら、自分のペースでいきんでみて」
というDr.の指示を受け、
陣痛と自分の感覚に意識を最大限に集中UP
ぐぐぐ〜と押し寄せてくる波の頂点に合わせるように
「Push! Push!」という助産婦さんの声を聞きながら、
まずはベッドで仰向けのままトライ。
ルカ君の頭が少し出る。
その後、「スクワット」の姿勢でいきみたいとの気持ちを伝え、
スクワットバーを握り締めてpush!! ほぼ頭が出て、次は肩。  
Dr.とナース、J君のエールが聞こえる。
対面まであともう少しだ。がんばろう!心の中で自分を励ましながら、
最後は渾身の力を込めてベッドでいきんで、
「オギャー」元気のいい産声。
ついにルカ君が誕生キラキラ

まだ青白い産まれたてのルカ君を抱っこさせてもらえた時には
なんとも言葉にできないほどの達成感と安堵感、
そして至福の感覚で満たされていた自分がいたクローバー
目を閉じたままの我が子を抱きしめながら、
あたたかいものが胸にこみ上げ、目頭が熱くなった。
「無事に産まれてきてくれて本当にありがとう」何度もそう語りかけた。

ルカ君との対面は生命誕生の素晴らしさを
心の底から感じることができた感動の瞬間だったキラキラ
それと同時に、私を支えてくれたJ君、家族、友人、病院のスタッフ
私の周囲のすべての人々に対する感謝の気持ちがあふれてきた。
特に私を産んでくれた母への感謝の気持ちは計り知れないものがあった。
(私は32時間の長丁場出産+逆子の普通分娩でこの世に産まれてきた母泣かせの娘えーっと…
「早く母に伝えたい!」そう思って、J君にルカ君の写真を撮ってもらい、
母に一番にメールしてもらったメール

夫J君がルカ君の臍帯をカットした。
彼にとっては「父親」としての初めてのお仕事だった若葉
ルカ君が私たちを選んで産まれてくれたことで、
その日以来、私たちは夫婦から「父母」へとなった。

お産の後はすぐ「skin-to-skin」(日本でいうカンガルーケア)を通して、
ゆったりとした母子の時間が過ごせたハート

「お産」を経験することで、生命の尊さ、両親への感謝の気持ちを改めて感じた。
また「生命誕生」という偉大な奇跡=「自然の摂理」を身をもって体験することができた若葉
私たち夫婦にルカ君という大切な宝物を授けてくださった神様。
この恩恵に感謝しながら、大事に大事に育ててゆきたいと思います虹

さて、そんな至福の時間の後には、現実が待っていました。
産後の病院での生活は、また次回のブログにて〜
バーストーク in USA ~陣痛からお産~



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Posted by xinghui at 16:05Comments(0)|| マタニティダイアリーin USA
 
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プロフィール
xinghui
英会話・中国語会話を得意とするyoginiです(^^)
2012年4月より、
結婚を機にアメリカ(カリフォルニア)へ移住。
新天地での生活をスタート☆
2013年6月に男の子を出産。
ママyoginiとして子育てに奮闘中な毎日
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